Arbitrumが何かと話題になっています。イーサのセカンドレイヤーとしてはNo.1の規模を誇っています。そして、$ETHで払うガス代も安いというところも大きなポイント。
Arbitrumへの理解を深め、Web3でのビジネスを優位に進めましょう。本記事が皆様にとって有益なものとなれば幸いです。
Arbitrumとは?
公式サイト | https://arbitrum.io/ |
FT/NFT | $ARB/$ETH |
チェーン | Arbitrum chain |
初期コスト | ガス代 |
運営 | Offchain Labs→DAO |
Arbitrum(アービトラム)は、イーサリアムのガス代高騰問題を解決するために開発されたブロックチェーンであり、イーサリアムのレイヤー2ソリューションです。
※レイヤー2スケーリングをわかりやすく説明すると、ブロックチェーンの外側で取引を実行し、結果のみをブロックチェーンに記録する技術です。
Arbitrumの特徴
- イーサリアムの混雑と高コストの問題を解決する
- 高速で低コストなトランザクションを可能にする
- イーサリアムと互換性がある
Arbitrumの仕組み
アービトラムは、Ethereumと連携し、トランザクションの処理スピードを向上させ、手数料を削減することができます。これは、オフチェーンでトランザクションを処理し、必要に応じてメインチェーンに結果を戻すことで実現されます。
アービトラムは、Ethereumのセキュリティを維持しながら、高いスケーラビリティと低いトランザクション手数料を提供することを目指しています。
- Optimistic Rollupを採用
- Arbitrum OneとArbitrum Novaという2つのブロックチェーン
- ARBトークンを保有することで、Arbitrumの分散型ガバナンスに参加
Arbitrum OneとArbitrum Novaは何が違う?
項目 | Arbitrum One | Arbitrum Nova |
種類 | パブリックメインネット | 許可型メインネット |
バリデーター | 誰でも参加可能 | 選ばれたバリデーターのみ |
分散化 | 完全に分散化 | 厳密には分散化されていない |
手数料 | 低い | 非常に低い |
セキュリティ | 高い | 高い |
互換性 | イーサリアムと互換性がある | イーサリアムと互換性がある |
利用可能なプロトコル | DEX、借り入れ、貸し出し、保険など | ゲーム、ソーシャルアプリなど |
Arbitrum Oneは、Arbitrumのメインネットであり、誰でもバリデーターとなることができる仕組みとなっています。また、Arbitrum OneはDeFiやNFTに適しています。
一方でArbitrum Novaは、選定されたバリデーターのみが参加する許可型のメインネットとなっており、厳密な分散性を達成することはできませんが、その分低い手数料での利用を可能にしています。Arbitrum Novaはブロックチェーンゲームやソーシャルアプリに特化しています。
Arbitrum Chainを使うには何が必要?
- ウォレット
- $ETH
- Arbitrum Chainへのブリッジ
ウォレット
Arbitrum Chainに接続できるウォレットが必要です。MetaMaskなどのウォレットがおすすめです。
$ETH
Arbitrum Chainに手数料を支払うために、イーサリアムが必要です。
Arbitrum Chainへのブリッジ
イーサリアムからArbitrum Chainに資産をブリッジするためのブリッジが必要です。Arbitrum Bridgeなどのブリッジがおすすめです。
ArbitrumにブリッジできるDAppsはいくつかあります。最も人気のあるオプションには、以下のものがあります。
Arbitrum Bridge
これはArbitrumの公式ブリッジです。使いやすく、手数料も安いです。
公式サイト:https://bridge.arbitrum.io/
Synapse
これは、イーサリアム、Arbitrum、Optimism、Polygonなど、複数のブロックチェーン間で資産をブリッジできるクロスチェーンブリッジです。手数料はArbitrum Bridgeよりも高くなりますが、より柔軟性があります。
公式サイト:https://synapseprotocol.com/
Anyswap
これは、イーサリアム、Arbitrum、Polygon、Binance Smart Chainなど、複数のブロックチェーン間で資産をブリッジできるクロスチェーンブリッジです。手数料はSynapseよりも高くなりますが、より高速です。
公式サイト:https://anyswap.exchange/
Arbitrumの運営は?
Arbitrumの運営は、開発元のOffchain Labsによって行われていました。
しかし、2023年3月23日には、Arbitrumのネットワーク参加者に対してARBトークンのエアドロップが実施され、DAO化しています。
Arbitrumの始め方は?
$NTである$ETHは国内取引所でも購入できます。しかし、海外取引所で入手する方が安く買えます。いずれにしても任意ですので、取引所の特徴を比較して検討しましょう。
暗号資産取引所開設
国内取引所は日本円から暗号資産に換えるために必須です。海外取引所は任意です。いずれにしても、初心者さんは大手から選択しましょう。
国内のメジャー取引所まとめ
「無料で海外送金したい」 | https://coin.z.com/ | |
「Braveで稼いでいる」 | https://bitflyer.com/ | |
「レアなコインが欲しい」 | https://www.bitpoint.co.jp/ | |
「NFTを取引したい」 | https://coincheck.com/ |
海外のメジャー取引所まとめ
「あのBitDAOの?」 | https://www.bybit.com/ | |
「世界最多の銘柄数!?」 | https://www.kucoin.com/ | |
「リスティング早っ!!」 | https://www.gate.io/ | |
「恐ろしい魔金利…」 | https://whitebit.com/ |
ウォレット インストール
ウォレットをインストールします。初心者さんであればメタマスクがおすすめです。日本語表示もできますし、ユーザー数が世界一です。※任意です。
チェーン追加
メタマスクをインストールした方はカスタムネットワーク追加で以下の情報を入力してください。チェーンリストというネットワーク追加
Chainlist公式サイト https://chainlist.org/
DAppsでリコメンド
Arbitrum系のDAppsに接続する際、チェーン追加がメタマスクからリコメンドがあります。
手動でメタマスクに追加
以下の情報をメタマスクのネットワーク追加でペーストして下さい。
ネットワーク名:Arbitrum One
新しいRPC URL:https://arb1.arbitrum.io/rpc
チェーンID:42161
通貨記号 ETH
ブロックエクスプローラーの URL:https://arbiscan.io
ネットワーク名:Arbitrum Nova
新しいRPC URL:https://nova.arbitrum.io/rpc
チェーンID:42170
通貨記号 :ETH
ブロックエクスプローラーの URL:https://nova.arbiscan.io
$ETH購入、送金
Arbitrum Chain上でトランザクションを実行するための$ETHが必要です。
$ETHをウォレットに送金してチェーンを使用します。
DAppsへアクセス
Arbitrum Chain上で実行されるDAppsにアクセスすることができます。NFTプロジェクトやBCGが多くありますが、SNSフォロワー数の著しく低い怪しいところはつながないようにしましょう。
Arbitrumの稼ぎ方
インセンティブ報酬のオプションを準備しています。新進系のDAppsだとエントリー報酬やDeFiリターンを多目に設定されています。ただし、自己責任です。
まとめ
Arbitrumは、イーサリアムのスケーリングソリューションとして、高スループット、低トランザクション料金、イーサリアムとの互換性を提供します。Arbitrumは、ユーザーがイーサリアムブロックチェーンでDeFiやその他のアプリケーションを低コストで高速に使用できるようにすることで、ブロックチェーン技術の採用を促進しています。
この投稿を読んでいただき、ありがとうございます。本サイトでは最新のWeb3情報を発信しております。適時性のある情報はツイッターで発信しているので、サイト登録と合わせてフォローを何卒よろしくお願いいたします。
コメント