アバター制作はキャラクター性/市場価格重視のニーズから自己再現性のニーズへと変化しています。
ビジネスをやるにしても、現実社会のパーソンとしっかりリンクしたアバターの方が信頼度は増すに違いありません。
当記事では高いレベルで自己を再現するアバター、アバター制作ツールについて解説します。メタバースビジネスをより優位に進めるために有益な情報となれば幸いです。
Ready Player Me
Ready Player Meは3Dアバター制作ツールです。開発はエストニアを拠点とするWOLF3Dとなります。
作成した3Dアバターはプロジェクトを超えて、様々なBCGやメタバースで使用することができます。※提携済みのプロジェクト
特徴
特徴は現実の20,000人以上から得た顔データを活用して、アバターに活用するところです。ユーザーは自身の顔を提出して、アバター3Dデータを作成します。
運営会社
WOLF3Dは、もともと3Dスキャンをビジネスにしていた会社であり、2014年からアバター制作ビジネスを開始しました。
トークン/NFT
制作した3DアバターはそのままデジタルアセットとしてNFTになります。メタバースプロジェクトによっては、Ready Player Meとコラボしたプロダクトを入手できます。Ready Player Meで作成した3Dアバターを各プロジェクトにおいてカスタマイズができます。
ただし、パートナープロジェクト内でReady Player Meの3Dアバターの生成はできません。
Ready Player Me自身はカーボンニュートラルの支持者であり、PoW以外で構成されるチェーンを推奨しています。※ポリゴンやソラナなど
Ready Player Meの始め方
自身の写真から3Dアバターを作成することも、ゼロから作成することもできます。
まずはパートナーとしてアカウント作成をしましょう。
デモパートナーエントリー
まずはデモパートナープロパティへ移動します。
公式サイトURL:https://demo.readyplayer.me/avatar
アバタータイプ選択
ボディタイプや顔を選択します。
自身の写真をアップロードして顔を再現してみましょう。
もちろん、ゼロから顔を作成することもできます。
アバターURL入手
次にアバターURLを入手します。各Web3.0プロジェクトはこちらのURLから3Dアバターのデジタルデータをダウンロードします。
各種開発ツールへの導入
Web3.0プロジェクトの開発者であれば、プログラム言語毎にReady Player MeのSDK(開発キッド)をインポートします。
対応した開発言語はUnity/C++/Blueprint/HTMLです。
Ready Player Meアバターが使用できるプロジェクト
すでに数千社がReady Player Meのアバターを採用しています。ここでは、特に有名なメタバースプロジェクトを紹介します。
VRCHAT
VRCHATはSNS機能に特化したメタバースプロジェクトです。しかし、BCGブームもありゲームジャンルも充実させています。
すでにメタバースは3Dアセットに対応済みで、Ready Player Meの3Dアバターを移植しても何ら違和感はありません。
SOMNIUM SPACE
SOMNIUM SPACEをご存知の方は、AIアバターに関心のある方かも知れません。将来的には自身の会話の特徴や嗜好などもサンプリングして内面までそっくりな分身アバター制作をするそうです。
死後も自分がメタバースで生き続ける可能性を提案します。
RTFKT
RTFKTはアバターというより、アバターファッションを提供するサービスと捉えた方がいいでしょう。ナイキやグッチなどといった現実世界の一流ファッションブランドとのコラボが注目されています。
Ready Player Meの3Dアバターに好きなファッションを着せてカスタマイズできます。
収益化は?
作成したNFTの売買で収益化は可能です。
また、パートナー企業となることでNFT売買収益の50%がロイヤリティ収入として入ってきます。
ご自身のWeb3.0プロジェクトを持っている方は少ないとは思います。法人の方は、パートナーとなってNFT制作から利益を得ましょう。
まとめ
自分にそっくりな超高品質アバターへのニーズは高まっていくでしょう。今はまだVR/XRの再現性が低いということで、アニメキャラクターや奇抜なNFTアバターが多いですね。デバイスの進化もアバター嗜好に大きく関係してくることは間違いありません。
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